特区を活用したリキュールづくりを行っている「ステラミラリキュール」の山本忠志さんが、1月27日(木)同じく特区で梅酒を製造販売している、徳島県吉野川市の東野リキュール製造場を訪問し、製造方法や販売などについて学びました。
 吉野川市美郷地区は過疎と高齢化が進んだ地域ですが、梅の栽培が盛んで、新たな梅の活用策として梅酒を製造し、交流人口の拡大を図ることによって、地域の活性化を目指しています。
平成21年から梅酒の製造に着手し、現在2年目ではありますが、年間1400ℓを販売しています。製造にあたっては、県のエコファーマーに認定され、地域で一番の梅農家から、一番質の良い梅を取り寄せており、収穫から24時間以内に漬け込み作業を終了するほどのこだわりです。原料は35度の焼酎に氷砂糖と梅のみで、割り水は一切行わないそうです。
約5ヶ月間寝かせた後、11月の梅酒まつりでお披露目をして販売を開始し、あとは製造場に来ていただける方を中心に販売しており、年間約1000人が来店しています。来店された方は、ついでに地域の特産品販売所で買い物をするなど、地域にも経済効果が波及しており、梅酒の製造販売を通した地域づくりの成功例として多くのことを学ぶことができました。

 

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梅酒製造の東野さんと、ステ    東野リキュール製造場
ラミラリキュールの山本さん

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漬け込んだ梅酒を寝かせる     度数などを測る検査機器
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