コーディネーター養成講座の開催
と き:平成24年2月9日10時~16時30分
ところ:午前の部 龍王公園
午後の部 内子自治センター1階多目的ホール
うちこグリーンツーリズム協会では、広域連携・自立化支援事業の一環として、前・由布院観光総合事務所事務局長の米田誠司氏を講師にお迎えして、第1回コーディネーター養成講座を次の通り開催いたしました。
この講座は、町内のエリアにこだわらず、内子町に訪れるお客様へ地域の特色を生かした“おもてなし”を提供するため、各団体に参加を呼び掛けて、町内全域での広範囲な連携により地域の隠れた資源や施設・人材の掘り起こしと情報共有により、地域をコーディネートする力を磨くことを目的とするものです。
第1回講座については、以下の内容で実施をいたしました。
1.午前の部
①山荘山岡にて参加者自己紹介
②事例提案 散策コース:龍王公園
全長350m位続く藤棚とその両脇にある梅や桜など、四季折々の植栽について説明を受けながら散策。龍王の砦から周囲を一望し、あらためてゆったりと自然を楽しむ散策地としての良さを再確認しました。
2.午後の部
①ガラス工房「星のかけら」にて作業の見学
②意見交換
午後からの参加者もあり、あらためて自己紹介と午前の部について感想等を発表。
・長く住んでいても、如何に地域を知らないか痛感した。
・地域について見つめ直すことは大変重要な学習であり意義深い。
・集めた情報は、きちんとジャンル分けして整理することが大切。
・皆で共有ができれば、各施設やお店でも紹介など連携ができる。
など多数の意見が出されました。
③講義「地域のコーディネート」について(米田誠司先生)
今回の講座で皆さんが目指す方向について見えてきました。単に着地型旅行商品の開発を目指すための学習や作業の場ではなく、地域を知り見直すことで町の魅力を再認識し、人との繋がりを強めることで観光は基より町を活性化しよう、ということで由布院が取組んできた内容に近い。由布院においても、地域のことを知った気で実は詳しく知らないということが往々で、自分たちの町づくりについて、先人たちの取組んできた歩みを検証していること。由布院での教えに「お客様におもねるな!ホスピタリティを大切にせよ」という言葉があり、何でも来訪者の要望に合わせるのではなく、地域の風土や文化といったことを守り、自分たちの元来あるべき姿を町づくりで表現することが訪れる方の心に残る。など由布院で培った経験からお話をいただきました。
また、次回については、実際に参加者と地域の情報についてワークショップを行うこと、途中から参加しても大丈夫なように、議事録の作成について説明いただき閉会となりました。将来的な広域連携を睨みながら、先ずは地域の団体や個人が連携し協力関係を築きあげることで、地域の魅力の発見や更なる発展などブラッシュアップを目指します。