平成26年6月29日に内子町北表の百選棚田「泉谷」にて第2回かかし作りコンテストが開催され、農作業体験ツアーの一環としてオーナー12組と一般参加2組を加えた40数名の方が参加いたしました。
農作業体験ツアー参加者は早朝より田んぼの草刈り・草取りを行い、10時過ぎから地元農家のご指導のもと一斉にかかしの制作に取り掛かりました。
審査基準は、特に棚田の景観へのマッチングに重点を置き、技術点としてかかしの躍動感(動きのあるポーズ)、芸術点(衣装や色彩)の3項目で、みな思い思いのコンセプトで和気あいあいとお昼過ぎまで熱心に取組まれました。
身体を反らしたり(稲バウアー)、手の指の作りこみ、ワールドカップを反映したもの、地域の名物おかみさん、漫画のキャラクターなど17体(地元参加含む)が完成しました。
バラエティーに富んだかかしの中、最優秀となる内子町長賞の栄冠に輝いたのは、農作業体験ツアー・オーナーで松山市にお住まいのご夫妻でした。
「昭和のお母さん」をテーマに、子どもをおぶって穏やかな微笑みを浮かべた佇まいが、癒しの棚田に溶け込んで何とも言えない郷愁を感じさせると、審査員を務めた地域の農家や自治会役員の方々から絶賛されました。
表彰式の景品も、道の駅の商品詰合せ・特産の和紙製品・凧のキット・地元どぶろくやワイン・小田深山の山菜の加工食品・うどん・そーめん・饅頭など、内子の商品ばかりが取り揃えられ大好評でした。
昨年よりもグレードが高くなった今回のコンテスト!来年の第3回目にはどんな作品が登場するのか?主宰である泉谷地区棚田を守る会の上岡満榮会長も参加者の満足げな笑顔と泉谷を彩る賑やかな作品群を眺めながら「地域のイベントとして定着して、もっと沢山の人に参加してもらいたい。」と穏やかな笑顔で話されました。
泉谷を知ってもらい、この美しい景観をどう残していくか?地域の方々と都市住民が交流を楽しみながら考える切っ掛けとして始めたこの企画、地域活性化の一助として一般参加者を大幅に増やして盛大に実施できるよう更にブラッシュアップを図ります。

 

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